
現在、「LOST」の全米放送はお休み中。
でも、4月24日の放送再開をただ指をくわえて待っているのは、ファンに流儀に反するようで、いろんなファンサイトではこれまでの分析やら、新しい理論などで盛り上がっている。
ぼくがもっとも信頼しているのは、Entertainment Weekly誌のジェフ・ジャンセン記者で、自他共に認めるハードコアファンである彼は、さっそくシーズン4の採点表を発表。これまで放送された全8話を、それぞれABC順でランク付けしている。
なにが嬉しかったって、ぼくが以前「LOST」史上、最高のエピソードと騒いでいた第5話「The Constant」にA+の評価がついていたことだ。「デズモンドのトリッピーかつロマンティックな時間旅行ストーリーにおいて、『LOST』はオタク心を全開にするだけでなく、その胸の奥までも開いてみせた」
さすが、ジャンセンさん、よくわかってらっしゃる!
ちなみにシーズン4でA+を獲得したのは第5話のみで、第1話と第2話がAという評価。まさに、その通りだ。
早く4月24日がこないかな。
2008-04-03
ちいさなニュース その2
ちいさなニュース その1

「インディ・ジョーンズ」の新予告編には、スティーヴン・スピルバーグ監督とジョージ・ルーカスさんからの特別メッセージがついているようだ。
プロデューサーのフランク・マーシャルさんがこのあいだの電話取材のときに明かしていたことで、このメッセージつき予告編が公開されるのは、日本だけだとか。ゴールデンウィークの時期に公開になるという。
日本向けの特別メッセージといえば、去年の「トランスフォーマー」と同じパターンですね。前回は、スピルバーグ監督とマイケル・ベイ監督が日本語でコメントして話題を集めたけれど、今回、ルーカスさんは日本語を話すのだろうか?
ちなみに、昨年のメッセージはこちら。
2008-03-22
追悼 アンソニー・ミンゲラ監督
アンソニー・ミンゲラ監督が、3月18日に亡くなった。54歳だった。
ミンゲラ監督というと、真っ先に思い浮かぶのはやっぱり「イングリッシュ・ペイシェント」だ。

これは本当に大好きな映画で、見れば見るほど、いろんな発見がある。
たとえば、この映画は過去と現在がパラレルで綴られるという非常にややこしい構成なのだけれど、〈過去=暖色、現在=寒色〉と画面のトーンで区別しているから、観客は目の前で描かれている出来事がいつの時代か、直観的に理解できる。
また、場面転換のときに、台詞や効果音がオーバーラップするようにできているので、二つの別個の物語ではなく、ひとつの大きな物語として楽しめるようにできている。
ここまで細部まで作り込まれているのは、ジョン・シール(撮影)、ウォルター・マーチ(編集・サウンドデザイン)、ガブリエル・ヤレド(音楽)といった名職人たちの貢献があってこそだけれど、彼らを起用したのはそもそもミンゲラ監督なのだ。ほんと、素晴らしいセンスをしていると思う。
ミンゲラ作品で、もうひとつ好きなのは、彼の監督デビュー作の「愛しい人が眠るまで」。
最近では、「リプリー」や「コールド・マウンテン」といった文芸大作路線から退いて、デビュー当時のような、小規模のイギリス映画に再挑戦していただけに、とても残念。もっと映画を作って欲しかったな。
2008-03-21
「JERICHO」が放送終了に!

「JERICHO」の全米放送をしているCBSが、同ドラマを現在放送中のシーズン2で終了すると発表した。
これは2006年にスタートしたサバイバルドラマで、アメリカの大都市のほぼすべてが核攻撃によって消滅したあとの世界を舞台にしている。ジェリコというのはカンザスの田舎町の名前で、過疎地であったことからたまたま放射能による被害を免れることができた、という設定だ。電気や食料の供給がストップしたうえに、無法地帯となったアメリカにおいて、町民たちが力を合わせて困難に立ち向かう、というのが、このドラマの基本ストーリー。「誰が核攻撃を行ったのか?」というのが、大きなミステリーになっていて、いろんな意味で「LOST」っぽい。主役は、かつてジョニー・デップの再来と期待されたスキート・ウーリッチが演じている。
この番組は、カルト的な人気を誇る一方で、視聴率はそれほど高くない。そのため、放送局のCBSは、これまで何度も放送中止を発表しては撤回をしている。ただ、今度ばかりは本当にアウトかもしれない。ファンからの熱烈な要望に応えて、シーズン2への継続を許可したものの、やっぱり視聴率が向上しなかったから。
多くの視聴者を獲得できなかったのは、このドラマの質というよりも、むしろ、CBSのカラーに馴染まなかったせいだと思う。CBSといえば、「CSI」のような一話完結型の犯罪捜査ものが主力で、「JERICHO」のような連続性の強いドラマは皆無だ。おまけにCBSは、FOXほど極端ではないにせよ、警察官や対テロ組織などを主人公にした愛国的なドラマが多いので、「JERICHO」のように、国家権力に対するパラノイアを扱ったドラマが同局の視聴者に快く受け入れられるとも思えない。たとえばABCやNBCでやっていたら、違った結果になっていたかも。
「JERICHO」が継続できる唯一の道は、ケーブル局に放送局を移すことだ。たとえば、USAなんかが「JERICHO」を放送してくれると嬉しい。「デッドゾーン」とか「 Burn Notice」とか、製作費は安くても、良質のドラマをいくつも抱えているし。
ちなみに「JERICHO」のパイロット版の演出は、「ナショナル・トレジャー」のジョン・タートルトーブ監督、脚本は、ぼくが以前翻訳させてもらった「ウォールフラワー」を執筆したスティーヴン・チョボウスキーさんが担当している。設定は暗いけれど、ラブストーリーがあったり感動物語があったりして、ヒューマニズムに満ちている。
このドラマ、日本でもきっと受けると思うんだけどな。
「JERICHO」シーズン1の予告編はこちら(台詞がほとんどないので、英語が苦手な人も大丈夫です)。
2008-03-14
1906
「レミーのおいしいレストラン」や「Mr.インクレディブル」で知られるブラッド・バード監督の新作が正式決定した。
噂通り、サンフランシスコ大地震を題材にした「1906」という実写映画で、製作はワーナーとピクサー(ディズニー)が共同で行うという。バード監督が長編の実写映画を作ることも、ピクサーが実写に絡むのもはじめてのことだ。
「1906」は、James Dalessandroの同名小説が原作で、もともとはバリー・レヴィンソン監督が映画化する予定だった。
脚本はジョン・ローガンが執筆したものを、バード監督がリライト中だとか。
このニュースで何が嬉しいって、実写はアニメより製作期間が短いから、これまでよりももっと短いインターバルで監督の新作を見ることができる。
いまから原作を読んでおこうかな。
2008-03-12
hulu.com
アメリカのメジャー系スタジオが共同開発した動画共有サイトhuluがついに正式スタートした。
これまで、米テレビ番組をインターネット上で見るときは、それぞれの局のサイトにいかなくてはいけなかった。でも、このサイトはNBCユニバーサルとニューズ・コーポレーションが共同でやっているから、FOXの「24」や「プリズン・ブレイク」、NBCの「30 Rock」などを一緒に見ることができる。参加するスタジオがどんどん増えているから、うまくいけば、ここにいけば、すべての番組が視聴できるようになるかも。ビデオの質はYouTubeとは比較にならないほど良くて、しかも、無料(ただし、広告付き)。
アメリカのユーザーが対象なので、海外からも視聴できるかどうかわからない。とりあえず、大好きな映画「ビッグ・リボウスキー」を、貼り付けてみる。
視聴できればいいのですが。


