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2008-05-12

iKnow!は楽しい


無料英語学習サイトiKnow!をスタートしてから、一ヶ月が経った
毎朝、30分ほど、英語の勉強をするのが習慣になった。
操作感は気持ちがいいし、プログラムはよくできているし、例文もいい。
これがタダなんて、夢のようだ。
これで音声入力が可能になったら、英会話学校なんて必要なくなるかもしれない。
それにしても、いい時代になったもんだ。

2008-04-12

やりなおしの英語

How to iKnow! 英語学習コミュニティ「iKnow!」オフィシャルガイド


すでにご存じの方も多いと思うけれど、オンラインの英語学習サイトiKnow!を始めた。

アメリカに住んでいるのに、いまさら英語を勉強するというのも変だと思うかもしれないけれど、ぼくの英語力は、実は英語→日本語の一方通行だ。これまでアメリカ小説の翻訳もいくつかしているし、英文を読んだり、英語会話を日本語に起こしたりということを職業的に行っている。しかも、仕事はかなり早い、と思う。聞く、読む、ということに関しては、けっこう自信がある。

でも、英語で話したり、英文を書いたりという行為はからっきしだめで、いまだにコンプレックスがある。
インプットに対してアウトプットの量が少なすぎるのが原因で、もうちょっと若いときは、がんばってアウトプットの機会を増やそうと努力したときもあったけれど、ぼくはわりと人見知りするタイプで、いつしか面倒くさくなって、開き直ってしまった。「幼稚な英語しかしゃべれなくても、通じればいいじゃないか」と。あるいは、「わざわざ外国語で話してやってるんだ、こっちの気持ちを汲んでくれたらどうなんだ」と。

思えば、ぼくがこれまで出会った日本人のなかで、英語が上手な人は、話し好き、人間好きと決まっていた。
で、ぼくはというと、気が合う人の前ではやたらと饒舌となるけれど、そうじゃない人を相手にすると心を完全に閉ざしてしまうので、語学力が上達する余地はあまりない。昔、どこかのエッセイで村上春樹さんが言っていたけれど、日本語で饒舌ではないひとが、英語を話したとたん、いきなりお喋りになることはあり得ないのだ。

でも、英会話力の弱さは、自分にとってかなりのコンプレックスだった。外国に長く住んでいるというだけで、ペラペラだと誤解されてしまいがちだし。

そんなとき、iKnow!と出会った。プログラムはよくできているし、グラフィックもおしゃれ、操作も楽しい。英語勉強をする人ためのコミュニティが用意されているから、孤独になりがちな英語学習もたのしい。

なによりすごいと思うのは、これだけ充実したサービスぜんぶが無料ということだ。

先月のWIRED誌で、「今後のビジネスはすべて無料になる」という特集が組まれていたけれど、まさにそれを体現しているサービスだと思う。


とりあえず、ぼくは「投野コーパスチャンネル」に登録。ここに出てくる熟語はもちろん馴染みがあるものばかりだけれど、知っていることと、使いこなせることのあいだには、かなりの隔たりがあるということも理解している。がんばらねば。

「Erudite Vocabulary」までをすべてマスターするのがぼくの目標。

それにしても、便利な世の中になったものですね。

みなさんも一緒に勉強しませんか?



2008-04-06

今日の英語


今日の英語表現は、「connect the dots」。
そのまま訳せば、「点(dot)を結ぶ(connect)」という意味になる。これは、いくつもある点を結びつけて絵ができあがるパズルのことを指した表現で、転じて「異なる事実を結びつけて結論を引き出す」という意味になる。

この表現は、先日取材した「X-ファイル」のデヴィッド・デュカヴニーさんが使っていた。
彼が演じるモルダー役の性格を説明したときに、「モルダーはconnecting the dotsする男だ」と言っていたのだ。異なる別個の事実から、ひとつの陰謀説を導き出す点は、まさにその通りで、なるほどなあ、と感心した次第。

2008-03-07

役に立たない英語・2

きのう、テレビを見ていたら、「brain aneurysm」という言葉を立て続けに耳にした。
ひとつは、お馴染みの「LOST」、もうひとつは「Eli Stone」という新ドラマだった。
どちらのエピソードでも、登場人物が幻覚を見たり、超常現象を体験するのだが、その仮説のひとつとして、
「brain aneurysm」という言葉が使われていた。

さっそく、調べてみた。

日本語では「脳動脈瘤」で、脳血管に出来るコブのことらしい。
くも膜下出血とかの原因になるもので、とてもシリアスなものだ。

興味深いのは、2つのドラマが、超能力の根拠のとして「脳動脈瘤」を挙げていたことだ。

覚えておいて、損はないかも。

それにしても、「modus operandi」(=犯罪手口)に続き、実用性の低い言葉である。

2008-03-05

modus operandi

英語環境のなかで長く暮らしていると、わからない言葉があってもいちいち確認しなくなる。

あるいはこれはぼくだけなのかもしれないけれど、知らない単語があっても、辞書を引くのは面倒だし、たいていの場合は、想像力でカバーできる。たとえ、見当違いな間違いを犯していたとしても、それが致命的な結果に結びつくことは(いまのところ)ない。「相手の言っていることを100%理解しなくちゃ」と自分にプレッシャーをかけるよりも、「60%くらい理解できたらラッキー」と気軽に構えることが、幸せな外国生活を送るコツなのではないか、と半ば開き直っている。

ただし、想像力に頼ってばかりいると、ボキャブラリーを増強できないという欠点がある。毎日、なにもしなくても記憶は少しずつ失われていくわけだから、新しい単語を覚えることを放棄すると、頭のなかにストックされた英単語の総数はどんどん目減りしていくことになる。最近、TOEFLやGREの対策のために使った単語帳を発見したのだけれど、かつては完璧に覚えていたはずの単語リストのなかに、意味を忘れてしまった単語をいくつも見つけてしまった。

なので、気になった単語は、きちんと調べることにした。

最近、気になった単語は、modus operandiだ(頭文字だけとって、M.O.と略されることも多い)。語源はラテン語で、「犯罪手口」という意味だ。

この表現に出会ったのは、エンターテイメント・ウィークリー誌に掲載された「LOST」のクリエイターのインタビュー記事だった。WGA(米脚本家組合)のストが終結し、100日ぶりに「LOST」のライターズ・ルームに出勤したときのことを、クリエイターのデイモン・リンデロフは以下のように述べていた。

DAMON LINDELOF: Carlton arrived five minutes before I did. As usual, I said, ''Hello, doctor!'' And he said, ''Hello, doctor!'' We hugged, sat down, ate breakfast, and began to discuss the modus operandi for the day.

「カールトン(・キューズ)はぼくより5分前に出勤していた。いつものように『ハロー、ドク!』と声をかけると、カールトンも、『ハロー、ドク!』と返してくれた。ぼくらはハグを交わし、一緒に朝食を食べて、その日のmodus operandiについて語りはじめたというわけさ」

modus operandiを文脈に沿って訳すならば、その日の「執筆計画」だ。しかし、planという平凡な単語ではなく、「犯罪手口」という大げさな言葉を用いることによって、リンデロフは「LOST」の脚本を執筆するという行為に、秘密めいたニュアンスと、選ばれたものだけがその行為に従事できる、という、共犯性を匂わせることに成功している。

こうした表現をさらっと言えるようになりたいなあとは思うけれど、ぼくには適切な場面を想像することすらできなかったりする。