2009/06 以降の投稿全 25 件のうち最新の 24 件を表示しています。古い投稿を表示
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2009-06-29

DOG ON IT



久々に、面白い洋書を読んだ。スペンサー・クインという作家が執筆した「Dog on It: A Chet and Bernie Mystery」というミステリー小説だ。
冴えない私立探偵(バーニー)が失踪人探しをする、というありがちな設定なのだが、物語がバーニーの愛犬チェットの視点で描かれていくのだ。チェットは警察犬学校に行っていた優秀な犬なのだが、なにぶん動物なので、本能に邪魔されてなかなか任務に集中することができない。それでも、使命感とバーニーへの忠誠心は人一倍(犬一倍?)あって、危険のなかに敢えて飛び込んでいく。犬版のフィリップ・マーロウと言えよう。ミステリーとしても面白いのだが、なにより魅力的なのは、犬の視点で描かれる人間世界だ。


たとえば、第二章の冒頭をざっと訳してみる。


人間についてひとつ言えること。それは、ハイになるのが好きということだ。 この特徴については、これまでの仕事でいやというほど目の当たりにしてきた。酒を煽り、あれやこれを吸い、錠剤を口に放りこむ。体に針を突き刺すものまでいる始末で、これまであらゆるパターンを目撃してきたと言っていい。でも、ハイになるというのがどういう状態を指すのかについては分からず、長い間、頭を悩ませてきた。
でも、ある日、はたと気がついた。ぼくがこの世でもっとも好きなことはなんなのか? それは、ポルシェの助手席に乗ってずっと遠くまでドライブに出かけることだ。助手席に背筋を伸ばして座ると、強風がぼくの顔をぐちゃぐちゃに変えていく。景色や匂いがーーとくに匂いだーーあまりにも速いペースで駆け抜けていくので、とてもすべてを把握できない。スピードと高揚感と感動。ぼくはハイがなにかを知っていた。それまでに数え切れないほどハイを経験してきていたのだ。



どうです?
有名作家も太鼓判を押してる。


ロバート・B・パーカー「初秋」「冷たい銃声
「探偵と犬、そして、メジャー級の筆致。“Dog on It”は心の底から楽しめる作品だ」

スティーヴン・キング「シャイニング」「リーシーの物語
「スペンサー・クインは、サスペンス小説と犬語という二つの言語を流暢に操ることができる。ときにファニーで、ときに感動的、そしてたまにとても怖い場所に読者を導く。“Dog on It”は、ネコを主人公にしたミステリー50冊以上の価値がある。最高の存在はチェットだ。犬版サム・スペードともいえる彼は、生きる喜びに満ち満ちている。チェットは犬の魅力を体言した存在だ。人生を愛し、人間を愛している。いますぐ近くの書店に駆けこみ、この比類のない魅惑的な本に前足を伸ばすことを心からお勧めする」

2009-06-27

グランドスラム


ウィンブルドンに触発されたわけじゃないけれど、いまテニスゲームに興味がある。
現実世界でテニスをやろうとすると、まずはメンツを集めなきゃいけない。
でも、スケジュールの調整は面倒だし、自分と同レベルの人を探すのは容易ではない(ぼくは初心者でもなく、かといって、上級者でもない、NTRP値で4.0から4.5くらいの中途半端なレベルなのだ)。
最近は週一でリアルなテニスをやっているけれど、ちょっと物足りなさを感じている。
でも、インターネット上のヴァーチャルなテニスができるのならば、問題は容易に解決できると思うのだ。
Wii Sportsのテニスゲームでは、そこそこテニスをしている感覚を味わえた。でも、どんな球でもボールが当たるし、手首のスナップだけで打てるので限界がある。
そこで、Wiiモーションプラスに対応したEA SPORTS グランドスラムテニスには大いに期待している。オンライン対戦もできるそうなので、近いうちに挑戦してみたいと思う。

2009-06-26

THE LAST AIRBENDER


このところの監督作品の評判が悪いので、M・ナイト・シャマラン監督の次作に期待する人は少ないかもしれい。
でも、来年公開の「THE LAST AIRBENDER」に関しては、ティーザー予告編を見る限り期待して良さそうだ。
これは、アメリカの子供向けアニメ「Avatar: The Last Airbender」の実写映画化で、日本では「アバター 伝説の少年アン」という名前で放送されているようだ。オリジナルの企画じゃないためか、いつもとぜんぜん違った雰囲気で、楽しいカンフー映画になりそうだ。

2009-06-24

アカデミー賞作品賞のノミネート数が10作品に拡大

アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、来年3月に実施される第82回アカデミー賞から作品賞のノミネート数を通常の5作品から10作品にいっきに増大させる、と発表した
アカデミーはその真意を明らかにしていないけれど、アカデミー賞授賞式の視聴率アップを目指したものだと思われる。
ノミネート作品を5つに絞れ、と言われると、どうしても玄人好みの地味な芸術作品ばかりになってしまいがちだ。でも、10作品に拡大すれば、一般視聴者でも知っている人気映画がノミネートされる可能性が高くなり、その結果、視聴率アップが期待できる。これで、作品賞に「ノーカントリー」、「つぐない 」、「JUNO/ジュノ」、「フィクサー 」、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」といった地味な作品ばかりがノミネートされたせいで、最低の視聴率を記録した第80回アカデミー賞授賞式のような事態は避けられることができるだろう(個人的には、好きな作品ばかりなのだが)。
来年のアカデミー賞の候補となるのは、今年全米公開される映画だ。
果たして一年に10作品も良作があるのか、と疑問があるが、とりあえず、いまのところ、「カールじいさんの空飛ぶ家」が作品賞にノミネートされるのは確実と思われる。

2009-06-23

ルクソーJR.のロボットが登場


ピクサーのシンボルとなっている電気スタンドが、ロボットとしてディズニー・ワールドに登場した。アニメの動作をそのまま再現していて、とても可愛らしい。

この電気スタンドが初めて登場したのは、ピクサー初の短編映画「ルクソーJR」だ。1986年、新会社として発足したばかりのピクサーが発表した短編で、監督はもちろんジョン・ラセター。いま見直してみても、無生物に命を吹き込む技術はさすがだと思う。



ピクサーは長編映画を作るという夢をついに95年の「トイ・ストーリー」で実現させるわけだけれど、いまだに短編映画作りも続けている。新人育成や技術開発などの目的があるようで、長編のまえに必ず上映される短編映画は、メインディッシュに対する前菜のような役割を果たしている。

これまでの短編をまとめた「ピクサー・ショート・フィルム&ピクサー・ストーリー 完全保存版 [Blu-ray]」を見て改めて感じるのは、CGアニメにおける技術革新のペースの早さと、台詞に依存しないストーリーテリングのうまさだ。

ちなみに、ぼくの一番のお気に入りは、「カールじいさんの空飛ぶ家」と同時上映の「Partly Cloudy」だ。

「Partly Cloudy」の出だしはこんな感じ。

PONYO予告編

日本公開から一年遅れで、ようやく「崖の上のポニョ」が8月14日に全米公開となる。
英語版でポニョの声はマイリー・サイラスの妹ノア・リンジー・サイラス、宗介をジョナス・ブラザースの末っ子フランキー・ジョナス、といかにもディズニー的な配役だが、その他のキャストはケイト・ブランシェット、リーアム・ニーソン、マット・デイモン、ティナ・フェイとやたら豪華。

2009-06-21

美食とダーマの幸福な出会い

それにしても、先週の「TOP CHEF MASTERS」は面白かった。
これは大好きな番組のスピンオフなのだが、今回のゲスト審査員がなんとの「LOST」の脚本家チームだったのだ。
ショーランナーのデイモン・リンデロフとカールトン・キューズをはじめ、「LOST」の脚本家チームが「TOP CHEF」の大ファンなのは有名な話で、放送日の翌日の打ち合わせは、「TOP CHEF」の話題でもちきりになるのだとか。その噂を聞きつけた「TOP CHEF」の製作陣が、「LOST」の脚本家チーム(デイモン&カールトンを含む計7人ほど)をゲストに招待したのである。ちなみに、すでに「LOST」シーズン5の全米放送は終了しているので、番宣ではないってところもすがすがしい(番宣ならば、地味な脚本家ではなく、マシュー・フォックスやエヴァンジェリン・リリーとかキャストのほうを呼んでいただろう)。

今回のお題は、「LOST」の島で入手できるものだけで最高のディナーを作れ、というものだった。「LOST」の島で手に入るものといえば、ココナッツやイノシシ、熱帯魚などが思い浮かぶ。さらに、「ダーマ・イニシアチブ」の支給品も使っていいので、香辛料や缶詰なども使用可能だ。これらを使って一流シェフがどんな素晴らしいメニューを作れるか、というのが見所だ。
今週の4名の挑戦者のうち、一番の有名人は同番組に審査員としてレギュラー出演しているWD-50のWylie Dufresneだ。彼は分子ガストロノミーを駆使した卵料理などを披露するものの、段違いの実力を見せつけたのはロサンゼルス、JarのSuzanne Trachtだった。彼女の店にも行かなくては!
なんだか、腹が減ってきた。

2009-06-20

少女の最期の願いと『カールじいさんの空飛ぶ家』

『カールじいさんの空飛ぶ家』といえば、ピクサーの通算10本目のCGアニメだ。
5月末に全米公開されたばかりだが、なんと劇場公開中の同作を自宅で鑑賞することを許された、幸運な女の子がいた。
その女の子は、『カールじいさんの空飛ぶ家』のDVDを自宅で鑑賞した7時間後に他界している。

これは、OC Register紙が報じた感動の実話である。


この記事の主役は、十歳の少女コルビーちゃんだ。三年前に癌と診断されて以来、闘病生活を強いられてきた。
今年春、映画館でドリームワークスのCGアニメ「モンスターVSエイリアン」を観たとき、コルビーちゃんは予告編で紹介された『カールじいさんの空飛ぶ家』に興味を抱く。しかし、5月29日に『カールじいさんの空飛ぶ家』が劇場公開されたときには、すでに容体が悪化していた。6月4日、お母さんはコルビーちゃんを映画館に連れていくために車椅子のレンタルを注文する。しかし、配送が遅れたため、車椅子が到着したときには映画館に搬送できないほどに体調が悪化していた。

コルビーちゃんの最期の願いをなんとしても叶えてあげたい。そう誓った家族の友人は、6月9日にピクサーとディズニーに電話攻勢をかける。ピクサーの電話番号は自動応答メッセージで、担当者の名前を知らないと、直接話せない仕組みになっている。そこで、この友人は適当な名前を挙げて、なんとか生身の人間に取り次いでもらうと、窮状を訴えた。
すると、翌日、ピクサーの社員が『カールじいさんの空飛ぶ家』のDVDを持って、コルビーちゃんの自宅に急行したのだ。
ピクサーの社員は、コルビーちゃんの家族と一緒に映画を鑑賞。上映が終わると、そのままDVDを持って、ピクサーに戻っていったという。
そして、その日の夜、9時20分にコルビーちゃんは他界した。

悲しいけれど、感動的な話だ。

まず、最期の作品が『カールじいさんの空飛ぶ家』だったのが幸運だった。笑いとアクションがたっぷり詰まった娯楽映画だけど、同時に、生と死に関する美しいメッセージがある。78才のおじいさんを巡る冒険物語は、娘に先立たれたご家族にきっと勇気を与えるに違いない(ご家族には、映画にちなんで「 アドベンチャー・ブック」が贈られたという。映画を観ていない人にはなんのことか分からないだろうが、その意味合いを考えると、素晴らしい贈り物だと思う)。

そして、臨機応変な対応をしたピクサーもすごい。なにしろ、連絡をもらったその翌日に、社員を飛行機で飛ばしたのだから。普通の会社なら、こんなに早くは動けないし、なんらかの外圧がなければ、そもそも対応すらしないだろう(じっさい、ディズニーは断ったそうだ)。ピクサーは連絡をもらったその日のうちに、コルビーちゃん宅への訪問を約束している。友人からそのニュースを聞いたお母さんは、果たして明日まで持ちこたえられるかどうか娘に尋ねた。すると、コルビーちゃんはこう答えたそうだ。“I’m ready (to die), but I’m going to wait for the movie” 「(死の)準備はできているけど、映画を待つわ)」

ピクサーはこの件に関する取材を断っており、また、駆けつけた社員の名前も明らかにしていない。ここらへんもさすがだと思う。


2009-06-19

Passion PitのPV

ただいま、お気に入りの新人バンドパッション・ピットのPVを見つけた。
エレクトロポップなのに、やっているのはむさ苦しい男5人組というのが面白い。
ボーカルの男なんて、「ブギー・ナイツ」のジョン・C・ライリーっぽいし。


THE REELING



SLEEPYHEAD



LITTLE SECRETS (LIVE)

NIKE + IPOD

iPhone 3G Sを入手するも、相変わらずアクティベーションができないので、通信以外の新機能からご紹介します。
まずは、あまり需要はなさそうだけれど、NIKE + IPOD機能から。

ぼくは06年にNIKE + IPODと出会ったことがきっかけで、ランニングをはじめた。これを利用するためには、iPod Nanoが必要になるのだけれど(最近ではiPod touchやSportbandにも対応している)、nanoはそれほど容量がないので、あまり曲を詰め込めないのが難点だった。

でも、iPhone 3G SはNIKE + IPODに対応しているのだ!

しかも、iPhone 3G Sにはレシーバーを取りつける必要がない。
試しにつけてみると、こんなメッセージが出る。


初期段階ではブラウザーにNIKE + IPODのアイコンはないので、「設定」でNIKE + IPODをオン。



すると、ブラウザー上にアイコンが現れた。



アイコンをタッチすると、iPod nanoのときと同じ、しかも、もっと詳細なメニューが現れた。



iPhone 3G Sが素晴らしいのは、レシーバーがすでに埋め込まれているということ。空豆型のセンサーをランニングシューズに忍ばせるだけで、勝手にレシーバーを感知してくれる。


さっそく、ランニングに出かけた。



iPod nanoと比べれば、iPhone 3G Sは重い。でも、携帯の機能を兼ねているので万が一のときに安心だし、カメラ機能が秀逸なので(この機能については明日ご紹介します)、素晴らしい景色に出会ったときに、記録することができ。おまけに容量が16GBもあるので、音楽もたっぷり持ち運べる。まさに、いいこと尽くしだ。

この機能だけでも、iPhone 3G Sを買って良かったと思う。

iPhone 3G Sが届いた!


予定通り、「iPhone 3G S」が到着!
でも、使おうにも、いつまで待ってもアクティベーションが終わらない!
なんでもアップルのサーバーが大混雑していて、通信機器として使えるまでに最長で2日間かかるという
せっかく速度を体感してみたかったのに。

2009-06-17

マクロ経済学


いま、「クルーグマンマクロ経済学」が欲しくてたまらない。
クルーグマン ミクロ経済学」の続編で、前作を入手して以来、出版を心待ちにしていた。
原書は「Economics」という長大な経済学のテキストで、日本ではミクロとマクロに分けて販売されている。お値段はちょっと張るけれど、「ミクロ経済学」を見る限り、翻訳はこなれているし、内容も充実しているし、とにかく事例が面白いので、「マクロ経済学」でもきっと素晴らしい学習ができるに違いない。へたな経済学の講義をよりも知的刺激に満ちているし、なによりコストパフォーマンスがいい。
それでも購入をためらっているのは、実はまだ「ミクロ経済学」をクリアしていないから。説明はやさしいし、とても楽しいのだけれど、情報がぱんぱんに詰め込まれているので、ひとつひとつきちんと理解しないことには、なかなか前に進めないのだ。
でも、この本を持っているだけで、すでにちょっと賢くなった気がしている。「マクロ経済学」も揃えたら、さぞや良い気分に浸れるに違いない。

2009-06-16

iPhone 3GSを待ちわびて



6月19日に到着予定のiPhone 3GSを待ちわびている。
ぼくが使っているのは第1世代のiPhoneで、スピードこそ遅いけれど、バッテリーはまだ元気だし、そんなに不満はない。
それでもiPhone 3GSに乗り換えようと思ったのは、Nike + iPodに対応したことと、テザリング(iPhoneの3Gネットワークをパソコンで利用すること)が可能になったこと。動画が撮れるのも嬉しい。
到着次第レポートするのでお楽しみに。

2009-06-15

ATOM取材



今日は、「鉄腕アトム」のCGアニメ版「ATOM」の取材で、同作を製作している新興アニメーションスタジオのIMAGIを訪問。フッテージを見せてもらった限りでは、原作に忠実なアップデート版で好感を持った。原作との一番の違いは、物語の大半でアトムが服を着ていること。アトムに慣れ親しんだ人は抵抗を覚えると思うけれど、アトムをまったく知らない欧米の観客への配慮だとか。なんでも、パンツ一枚の少年が闊歩するイメージは、教育的によろしくないのだそうだ(そういう風に捉えるほうが、よっぽど不健全だと思うが)。

ちなみにIMAGIは香港とLAに拠点を持つ比較的新しい会社で、「ATOM」のほかにも「鉄人28号」や「ガッチャマン」など、日本のアニメ・マンガのリメイクばかりを手がけている。

2009-06-14

PASSION PIT


最近はアメリカの新人バンド、パッション・ピットの「Manners」というアルバムがお気に入り。
キャッチーなメロディが目白押しのエレクトロ・ポップで、かけた瞬間にハッピーになれる。とくに2曲目(Little Secrets)と4曲目(The Reeling)と5曲目(Eyes As Candles)と9曲目(Sleepyheads)がお気に入り。今年のヘビーローテーションになりそうだ。

唯一、残念なのは、アルバムジャケットがキラキラした音楽性をまったく反映していないこと。ミニアルバム「Chunk of Change」のジャケのほうがまだ良かった。

2009-06-13

プリウス天国


今日、はじめて第三世代のプリウスが走っているのを見かけた。
第2世代のプリウス・オーナーとしてはどうしても気になってしまう。相変わらず外観には惹かれないけれど、走行性能やメーター類が改善されているのが羨ましかったりする。
それにしても、ロサンゼルスはどこをみてもプリウスだらけ。ショッピングモールの駐車場で自分の車を探すのも苦労するほどだ。第三世代もきっと大ヒットするだろうから、このままのペースで増殖したら国民車になってしまうかもしれない。

2009-06-11

Burn Notice


今日は、「バーン・ノーティス」シーズン3の第2話。
毎週、この場で報告しなきゃいけないほど進展があるわけではないのだが、やっぱり安定した面白さがある。
すでにシーズン3に突入しているのに、「突然、スパイをクビになった男が、その原因を探りつつ、私立探偵として生計を立てていく」という基本設定がきちんと守られているのがすごいと思う。
シーズン1は、自分をクビにした組織を突き止めることがシリーズを通じたテーマだった。シーズン2は、その組織に強迫されて、嫌々ながら彼らの犯罪の片棒を担がされることになる(謎の組織の連絡係を「バトルスター・ギャラクティカ」のナンバー6役で知られる、トリシア・ヘフナーが演じていた)。シーズン2のラストでようやくその組織から自由を勝ち得るのだが、実はその組織こそが、主人公を警察や彼に恨みを持った人々から守っていたことが明らかになる。シーズン3では、警察のしつこい監視をかいくぐりながら、私立探偵業をする羽目になる。相変わらず、スリルとユーモア、アクションと友情ドラマとの塩梅が絶妙だ。

以下は、新たな敵となるミシェル・パクストン刑事の登場場面。

2009-06-10

TOP CHEF MASTERS

今日から、「TOP CHEF」のスピンオフ番組「TOP CHEF MASTERS」がスタートした。毎回、有名シェフ4名がチャレンジに挑戦し、決勝進出者1名を決定するという構成だ。これまでの「TOP CHEF」で挑戦者を苦しませたチャレンジを、有名シェフがいかにクリアしていくかが見所で、記念すべき第一回のお題は「学生寮の部屋でフルコースメニューを作れ!」だった。学生寮だからキッチンはなく、使えるのは電子レンジとオーブントースターとホットプレートだけ。それでも4名ともさすが有名シェフと言うだけあって、機転を利かせて見事なメニューを作り上げていた。なかでも突出していたのは、Fleur de LysのHubert Kellerシェフだ。彼は「TOP CHEF」の審査員としてたびたび登場していたけれど、料理の腕を披露したのはこれがはじめて。まわりのシェフたちが学生寮という環境に戸惑うなか、ケラー氏はひとり涼しい顔でクリエイティブな解決法を見いだしていく(たとえば、パスタの湯切りのために男子トイレを利用していた!)。これだけの名声を得ていながら、無邪気に、しかし、危なげなく料理していく姿は芸術家そのものだった。「レミーのおいしいレストラン」で料理アドバイザーを務めたThe French LaundryのThomas Kellerシェフといい、Fleur de LysのHubert Kellerシェフといい、なぜかKellerには名料理人が多い。
今度、サンフランシスコかラスベガスに行くことがあったら、ぜひFleur de Lysに寄りたいと思う。



顔がなんとなく「LOST」のジョン・ロックに似ている。

2009-06-09

モンスターズ・インク2


モンスターズ・インク」の続編がどうやら本当に作られているようだ。
ピクサーはまだ公式には認めていないけれど、いまラスベガスで行われている「Licencing International EXPO」において、極秘発表が行われたらしい。もともと続編への期待が高い作品だし、ピート・ドクター監督も「カールじいさんの空飛ぶ家」を完成させたばかりなので、信憑性は高そうだ。
ただ、ピクサー映画ファンとすれば、ちょっと複雑な気分だ。来年公開の「トイ・ストーリー3」や、2011年の「カーズ2」など、ディズニーに買収されてから、続編が目に見えて増えている。きっと、ピクサーのことだから「トイ・ストーリー2」のように、前作を凌ぐ作品に仕上げるだろう。でも、どうせ才能あるスタッフが時間と労力を注入するのであれば、オリジナル作品を作って欲しいと思うのだが。

2009-06-08

スター・トレックの動画集


遅ればせながら、自分が編集した「スター・トレック」の動画をいくつかご紹介。
未見の人はもちろん、映画の感動を追体験したい人もぜひ。


イントロダクション



「スター・トレック」を再構築した狙い



型破りのヒーロー、ジェームズ・T・カーク



カークとスポックの友情ストーリー



最新のVFXと迫真のスタントが融合したアクション



J・J・エイブラムス監督の演出術




余談だが、「スター・トレック」のサウンド・デザインがベン・バートだったことを最近知った。J・Jは「スター・ウォーズ」を目指したと言っていたけれど、まさかここまで徹底していたとは。

マシ・オカの映画案をドリームワークスが映画化


「HEROES/ヒーローズ」でお馴染みのマシ・オカさんの映画案が、ドリームワークスで映画化されることになった。
ハリウッド・レポーター誌によると、多人数参加型オンラインゲームでアバターを通じてしか交流したことのない若者たちが、リアルな冒険をしなくてはならなくなるという筋書きだとか。このアイデアを考案したのがマシ・オカさんで、プロデュースを手がけるのが「スター・トレック」や「トランスフォーマー」のアレックス・カーツマン&ロベルト・オーチだという。監督は「イーグル・アイ」で組んだD・J・カルーソになりそうだとか。
去年取材させてもらったとき、新しい企画を生み出したいとは言っていたけれど、まさかこんな大事になるとは思わなかった。
一方、俳優として「HEROES/ヒーローズ」への出演も続けていくという。

2009-06-04

ROYAL PAINS


今日は、「バーン・ノーティス」シーズン3の第1話を見た。
いつも通りの安定感で今シーズンも楽しませてくれそうだ。
でも、今夜のサプライズはそのあとに放送された新番組「Royal Pains」だ。医療ミスで大病院をクビになった天才外科医が、高級住宅地のコンセルジュ・ドクターとして生計を立てるようになる、という設定だ。医療ドラマといえば、アメリカドラマの人気ジャンルだけれど、「バーン・ノーティス」が探偵ドラマにスパイというツイストを加えているように、こちらは浮世離れした人々を相手にするプライベートドクターという設定が面白い。金持ちから金をふんだくる無免許の天才外科医ということでは「ブラック・ジャック」、あり合わせのものでやりくりするところなんかは「冒険野郎マクガイバー」なんかと似ているけれど、そこに、金を持てあました人々の悲哀が加わって、独自のテイストを醸し出している。主人公がシャイで高潔であるというキャラ設定もいい(そのかわりコンビを組む会計士の弟は、女好き、金好きだが)。
大傑作ではないけれど、少ない予算できちんと楽しませてくれる、まさに、USA NETWORK的なドラマだと思う。

2009-06-03

クレアがシーズン6で復帰!


シーズン4を最後に出番がなかったクレアが、来年放送開始となるシーズン6で復帰することが明らかになった。
米エンターテイメント・ウィークリー誌の取材に、製作総指揮のデイモン・リンデロフとカールトン・キューズが答えたもので、最終シーズンにはレギュラーとして登場することになるという。

シーズン4の最後まで見ている人にとって、このニュースは驚きを持って迎えられるかもしれない。なにしろ、彼女は、えーと、うーんと、そのう…….。だめだ、ネタバレにならずに説明できないや。


なので、以下はシーズン4の最後まで見た人だけ読んでください。ネタバレなので。





クレアは、キーミーらの傭兵たちに襲撃された際に、死亡している。だから、シーズン5にはまったく出ていないのだが、それでもシーズン6に登場するというのならば、3つの可能性が考えられる。

ひとつは、ジャックの父クリスチャン・シェパードと同じように幽霊としての登場だ。

2番目は、新たなタイムラインが生まれたため、クレアは死なずに死んだ、というシナリオ。

3番目については、シーズン5のエンディングに関する内容を含むため、控えておく。だれかと同じような存在になった、とでも言っておこう。



以上で、ネタバレ終わり。



シーズン5を振り返ると、前半の8話が最高に刺激的だったのに対し、後半の8話(最終話は前・後編だったので正確には9話)は、話が込み入りすぎたせいで、見ているぼくのほうも頭が混乱してしまった。タイムトラベルという難しい要素が入ってくるし、新たに登場した複数のキャラクターの意図がわからず、誰がいったい何を求めているのかわからなくなったせいもある。まあ、ここらへんは、最終シーズンへの布石となるはずなので、来シーズンを楽しみに待ちたい。

2009-06-02

BUS BENCH FOR HUMANS ONLY


バスのベンチに風変わりな広告が出ていた。ピンぼけで読みづらいと思うけれど、「BUS BENCH FOR HUMANS ONLY(バスのベンチは人間専用です)」と書いてある。さらには、「REPORT NON-HUMANS(人間以外が利用している場合は通報してください)」とあって、ご丁寧にフリーダイヤルの番号まで大きく記載されている。

ネタばらしをすると、これはピーター・ジャクソンがプロデュースする新作「DISTRICT 9」のプロモーションの一環だ。秘密のベールに包まれているけれど、南アフリカを舞台に、エイリアンとの戦いを描く映画らしい。「クローバーフィールド」といろんな面で似通っているとの噂も。

以下は公式ポスター。エイリアンが、「風の谷のナウシカ」の巨神兵っぽい。


予告編はこちら