2008-03-03

CLOVERFIELD


原稿を書くうえで、ちょっと困ったことになった。

「クローバーフィールド」の映画評を書いたのだけど、その内容に映画会社さんのほうから待ったがかかったようなのだ。
批判があるけでも、ネタバレがあるわけでもない。
ただ、映画宣伝上の都合から、劇中に登場する存在について、正体を明かさないでくれ、というお達しなのだ。
ストーリー紹介にしても、「正体不明の何かがニューヨークを襲う」という風に、ぼかしてくれ、と。
いまさら言われても、とっくにここでは書いてしまっているし、いま発売中のCUTには、ぼくが書いたJ・J・エイブラムスさんのロングインタビューが2本も掲載されてしまっている。
クリエイター本人がその言葉を使っているのだから、こっちがいちいち「正体不明のなにか」と書き換えるのはおかしいような気がする。

いや、謎めいたキャンペーンを展開して、みんなの好奇心を煽りたい、という映画会社さんの気持ちはわかる。

アメリカでも実際そうしたやり方をしていたし、そのおかげで公開一週目は1月に公開された映画としては、史上ナンバーワンの記録を打ち立てている。ただ、すでにアメリカでの評判はとっくに広まっているし、そもそもアメリカでの公開前ですら、なにが登場するかどうかは、きちんと宣伝されていた。むしろ、「どんな形状なのか?」、「どんな物語なのか?」というのが謎だったわけで。
それに、アメリカで公開二週目にどーんと成績が落ちたのは、必要以上に煽りすぎたからじゃないかと思うのだ。つまり、本来、この映画のターゲットに入っていない人までが映画館に駆けつけたため、否定的な感想を持った人が大量に出てしまったのではないか、と。

まあ、いずれにせよ、今後は映画会社さんの意向に従うつもりだ。大好きなJJの映画だしね。